今回は、数学の問題の種類と合格者の実態について書いていきたいと思います。
結構長くなってしまったので3つに分けて書きます。
まず、数学の問題の種類についてです。
大学受験の数学の問題は難易度で分けると以下の4つに分けることができます。
(注:かなり主観的です)
A:基礎問題(教科書傍用問題集レベル)
B:標準問題
C:やや難問題
D:難問(無理。数学ダメ勢からするともはや呪文のような問題)
※ちなみにこの難易度は『大学への数学』シリーズの難易度と合わせています。
私はこのBの『標準』問題って言い方が嫌いです。
だって『『標準』』ですよ!
解けないと普通じゃないみたいじゃないですか!!
すみません、また激昂してしまいました。話を戻します。
入試数学でいう『標準問題』とは、入試数学の有名な参考書や塾の講義で紹介される解法や考え方を一つ使って解く問題を言います。
例えば、
「二次関数の最大・最小の答えの候補は、頂点か定義域の端になる」
などです。
これらの解法や考え方を、予備校界隈では、「入試数学の定石」と表現されていることも多いです。
定石を一つ使うだけなら簡単じゃんって思いますよね。
私もそう思ってました。
でもテスト本番でB問題に出会ったときは、どの定石を使えば良いのか分からないんです。ひどい時は、どの分野の問題かすら分からないことだってあるんです。
これは入試問題が、定石を一朝一夕に覚えた人が解けないようにカモフラージュをしているということです。
カモフラージュをどうやったら剝がすことができるかは追々説明しますね。
次にC問題は、先ほどの定石を複数使って解く問題と言えます。
これは入試本番で出会うと、難しく目新しい問題に見えると思います。
難関大では、このC問題が解けるか解けないかで合否が分かれるのだと考えられます。
いかがだったでしょうか。
次回は、この問題の難易度を踏まえて地方国立大医学部・理系の問題パターンについて書いていきます。
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